24 04, 2024

システムメンテナンスのお知らせ

By |2024-04-24T11:17:04+09:002024/04/24|Categories: COLUMN, SALE, お知らせ【営業日や店舗情報について】|0 Comments

平素より弊社サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。 2024年5月8日(水)はシステムメンテナンスを実施するため、 下記のサイトへのアクセスが一時的に制限されることを、事前にご案内させていただきます。   ご迷惑おかけ致しますことを深くお詫び申し上げますとともに、あらかじめご了承いただけますようお願い申し上げます。   『システムメンテナンス日時』 2024年5月8日(水)7:00~9:00 ※作業状況により、時間が多少前後する場合がございます。   『対象サイト』 ・GENERAL RECORD STORE ホームページ  URL:https://generalrecordstore.com/ ・FACE RECORD 京都店特設ページ  URL:https://kyoto.facerecords.com/ ・FACE RECORD 名古屋店特設ページ  URL:https://nagoya.facerecords.com/ ・FACE RECORD NYC [...]

5 09, 2023

下北沢あの店 この店「北澤八幡神社」

By |2023-09-07T17:30:49+09:002023/09/05|Categories: COLUMN, パンク|0 Comments

夜の公園と書いて人間オムニバス。 遊具、ベンチ、それぞれに流れる重すぎる物語。 ことあるごとに足が向いてしまう公園がある。 なんかまっすぐ帰りたくないとき、バンドメンバーとダベるとき、気になる女の子と遊んだ夜、名残惜しくてもう少し話したいとき。 ローソンで酒とつまみを買い、店の横の薄暗い通りに入って数分歩く。 やがて見える大きな鳥居の向こうはもう人間劇場。黄昏流星群。課長島耕作。 たいてい先客がいる。遠くからでもわかるほどの地獄のような空気感でベンチに座る男女。このあと起きることを仄かに期待してブランコに座る男女(付き合ってない)。すべり台の周りで、とりとめなくずっと6割くらいのテンションで盛り上がる若者集団。 未整理で、未完で、プライベートな感情だけがここにある。小洒落た喫茶店やバーのような場所じゃできない。 ある夜、本当にどうにもならない、誰と話しても一人でも心がおぼつかないほど落ちていた自分は、気付いたら酒を片手にこの公園のベンチにいた。 今夜ばかりはどうしようもない。目に入る全員が満たされた顔に見える。 一人残らず自分より幸せそうだ。きっと全員やわらかい気持ちとやらで小さな幸せを実感しながら生きてるんだろう。俺ときたらどこにも行けない、誰にも会えない、きっと明日も明後日もこうやっ 「リンダリンダーー!!!ギャハハ!!!」   突然、全ての闇を切り裂くように響く、目の前の若者が歌うブルーハーツ。そのまま公園を後にする彼ら。 あれ、俺なんで酒持ってこんなとこいるんだっけ?死ぬほど悩んでた気もするけどそれより急にめちゃくちゃ腹減ってきた。 何も解決してないけどとりあえず今はブルーハーツ聴きながら帰って、家着くまでは置いとくか。どうにもならなくなったらまた酒買って来よ。 (あの店この店、と銘打っておいて神社の話ですみません) すずき 場所: 北澤八幡神社 東京都世田谷区代沢3-25-3 レコード: ブルーハーツの1ST

17 04, 2023

下北沢あの店 この店「いーはとーぼ」

By |2023-09-07T17:33:16+09:002023/04/17|Categories: COLUMN, PUNK/HC, コラム-和モノ, ロック|0 Comments

いーはとーぼという喫茶店がある。小さな木造りの店で、喫茶スペースの端に何枚かのレコードと本を売っているお店。彼氏がレコードを漁っているあいだ、彼女はお茶しながら待っていられるという、まさに理想郷ともいえる店だ。 目をぎょろっとさせたマスターは、信じられないほどの大音量でジャズを流し、15年ほど通っているけどほとんど、完全に、まったく、ひと言も、喋っているところを見たことがない。いつもぼくは窓際の席でフレンチローストを頼んで、ただずっとスマホも見ずに音楽を聴いたり、ぼおっとしたり、うとうとしたりしている。 ある日、隣の席にカップルが座った。 なんだかうんざりした顔の男の子と、うつむきがちにずっとティースプーンをかちゃかちゃし続ける女の子。 今にも泣き出しそうな彼女が「どうしても無理?」と彼に言った。 彼は答える、「そうだね」。 「なんで?」と彼女。 ぼくたちはなにかを失くすとき、いつも口にする。「なんで?どうして?」と。 聞き耳を立てるのも野暮だなと思い、トイレに立つ。 もう出よう。その方がいい日だ。 恋人たちはまだ何かを言い合っている。 いつも恋はこんな風に急に終わってしまう。 信じられないほどの熱を持った時があっても、すべてをなぎ倒すような風が吹いた時があっても。 この店が彼らの過ごしてきた時間の中で、もしかしたらものすごく大事な場所だったとしても。       トイレのドアを開けると無愛想な5人組が顔に布を巻いてダルそうに立っているポスターが貼ってある。 「乙女の祈りはダッダッダ!」 いつもその言葉の意味不明さに笑ってしまう。 別れ話してる時にあんな顔するような男なんてやめちゃえばいいのに、と思う。 乙女の祈りはダッダッダ!なのだから。 店長   \\\\\\\\\\\\\\\\   いーはとーぼ [...]

19 02, 2023

「針を落とす時」

By |2023-04-21T18:24:35+09:002023/02/19|Categories: COLUMN, 針を落す時|0 Comments

    音楽の話の出来る友達がいる。 自分よりも何倍も知識のある人や、自分とは全く違う視点で音楽を味わっている友達がいてくれてよかったなと思う。 自分よりうーんと歳の離れた人の話を聞くのが好きだ。 俺が日本中のレコード屋を回って、爪の間を真っ黒にして、考古学者のように掘っているレコードは、大体1960年代のものが多い。 御年80歳を超えた彼らは、俺が大好きなその時代の音楽をリアルタイムで味わっていたことになる。 彼らの話を聞いてると、つい昨日のことのように話してくれる。 「あの作曲家はあのバンドのあの奏者を気に入っていた。」だとか、「あの歌手はあの作詞家が書いた歌詞しか歌わない。」とか。 「そういえばあれはあれの旦那で、あれはあれの元嫁。あれ?付き合ってただけで結婚はしてないのか?」とかゴシップ的な話まで聞けるのも笑える。 彼らとの会話はタイムマシンのようだ。彼らがいなくなったら、その当時の情報はレコードの溝にだけ残されることになる。 針を落として、塩ビを削り、情報は流れ出す。それだけでも本当はいいんだけれど、残されない事実は沢山ある。 --- この間、大雨の中、友達が店に来てくれた。 そいつは俺と大学時代に授業をサボって山梨のほったらかし温泉に行ったよな、なんて話をしていた。 だけど、俺はそのことを何ひとつ覚えてなかった。 「お前ってほんと冷たいな!」とあいつは笑っていた。 そのまんまあいつは店をぐるっと回って「ほら。これ温泉行くときに車の中で聴いたじゃん。」とレコードを見せてきた。 Weekendの「The View From Her Room」。ぶわっと青梅の山奥を駆け抜けた車内が蘇ってくる。 「ああ。あったな。」って思ったけど「いや。忘れたなあ。」と言った。 まだ未来になんの不安もなく、ただその日々を一生懸命生きることにしか興味なんてなかった時代。 逃げ道なんて必要としていなかったし、逃げるときはすべてを放棄して逃げられた。 それは現実逃避であり、じぶんの美しさを振り返り、守るためのシェルターだ。 [...]

19 02, 2023

”ひとりぼっちにさせてくれたパンクロック”

By |2023-04-21T18:25:16+09:002023/02/19|Categories: COLUMN, パンク|0 Comments

自分は高校の時、いわゆる「イキりガキ」でした。 どの学校にも1つは存在する目立つ男子グループになんとか自分を所属させるために、女性慣れを装い「2組の〇〇(女子)はさ~」などと宣い、ファッション誌でおしゃれキングが着てる服を親にせびったお金で買ったりしてました。 しかし身の丈に合わない行動は徐々に心身を蝕み、家に帰るたび深いため息を漏らしていました。 そんなある日、家の近くにレコ屋を発見。自分の部屋よりちょっと広い程度の空間に倉庫のように並べられた得体の知れない音源。スピーカーからは雑音のような怖い音。 「君初めましてだよね、なんか好きなバンドとかあるの?」とカウンター内の髭面のおっさんにいきなり声をかけられ、ビビり散らかした私は「あ、あ、あ、あ、」とカオナシのような返ししか出来ず、「若いよね。こんなん好き?」とBGMを変えてくれた。名古屋のシガレットマンというバンドの音源。流れてきたのは、テープを2回ダビングしたような少しこもった音質に上手いとは言い難い男女ボーカル。今まで聴いた事のある音楽とは全然違う感覚。「それ貸すからさ、またおいでよ」と髭面店員。 借りたその音源を毎日聴いた。授業中、先生に見えないように袖から通したイヤホンで聴いた。この学校で絶対自分しか知らない音楽を聴いてる喜びは、男子グループと行動してるそれの比じゃなかった。 ほぼ毎日その店に行き、店員さんが薦めてくれた音源をたくさん買った。JAWBREAKER、MEGA CITY FOUR、NAILS OF HAWAIIAN、SPROCKET WHEEL…レコードでしか出てない音源もあった。人生初のレコードプレイヤーを買った。 店員さんはライブの企画もしていて、よくそれに遊びに行った。20人も入れば一杯のスタジオで酔っ払いにもみくちゃにされながら、目と鼻の先で演奏するバンドに熱狂した。ロックは全然、選ばれた人のものじゃなかった。気付いたら男子グループとは行動しなくなってた。 時が経ってその店員さんが亡くなった時、とあるライブハウスで行われた追悼イベント。みんな笑ってた。そこにその人の姿はなかったけど、その人を想ってみんな笑ってた。 自分もパンクロックを好きなまま生きて死のうと思った。 スタッフすずき

3 06, 2022

タイムレスサウンドの故郷 ”BEARSVILLE” への旅路

By |2022-11-09T18:23:43+09:002022/06/03|Categories: COLUMN, ロック|0 Comments

ご存知の読者もいるかと思うが、どうかこのコラムでは私と一緒にタイムレスサウンドの故郷"BEARSVILLE"への旅路にお付き合い願いたい。   BEARSVILLE RECORDSとは、NY郊外のウッドストックを拠点としたレーベル兼レコーディングスタジオである。 今回はここへあなたと一緒に行きたいが、残念ながら2006年に彼の地からは失われてしまったのでタイムマシンのダイアルを1967年に合わせてウッドストックへ向かおう。   あゝ、木々の間から原っぱでオートバイに跨って遊ぶボブ・ディランやフットボールに興じるザ・バンドのメンバーたちが見えてきた。 当時のウッドストックは、このように彼らが住み着いたことをきっかけとしてミュージシャンたちで形成された一種の音楽村であった(1)。 東京に見立て雰囲気を想像するならば、長谷川利行らをはじめ画家や詩人たちが集っていた武蔵野の面影がわずかに残る1930年代の椎名町周辺といったところであろうか(2)。   さて、ここにBEARSVILLEという地名をその名に冠したレーベルの立ち上げとスタジオ建設にやってきたのが、そう、 名マネージャーにしてアメリカ音楽界にその名を刻むアルバート・グロスマンである。 アルバートのことまで追い始めると、文字数を超えてしまうので割愛するが、私がBEARSVILLEの作品とはじめて出会ったときの話もすこし聞いてほしい。   私がはじめてBEARSVILLEの作品に接したのは、何年も前の冬に聴いたボビー・チャールズだった。 盤に針を落とした時から、まるで木洩れ日を浴びたウッドストックの木々の葉脈を伝いひと雫落ちてきたように瑞々しい音像と、伸びやかに歌うボビーや美しく編んだ音色を奏でるミュージシャンたちに夢中になった。 特にSIDE Aの3曲目"I Must Be In A Good Place Now"は、その歌詞と相まって録音した瞬間の"幸せな空気"をそのまま写しとったような音像に心奪われ、まるで聴いている自分の居場所までもが彩られ夢見心地だったことを鮮明に思い出すことができる。   話を戻すが、もちろんこの作品だけではなく他にもHUNGRY [...]

4 03, 2022

頭痛とミニマル・ミュージック

By |2022-11-09T18:23:49+09:002022/03/04|Categories: COLUMN, コラム-ミニマルミュージック|0 Comments

福島生まれの私は東京に来てから頭痛に悩まされることが多かった。東京の独特な気候や人の多さが原因だと自分では考えている。 薬を飲まない私は、改善しない頭痛を抱えるのが1つのストレスだった。 スティーブ・ライヒの「MUSIC FOR 18 MUSICIANS」を初めて聞いたのは、そんな慢性的な頭痛を抱え始めた時だった。 ECMからリリースされたこの作品は、とにかくジャケットのデザインが好みで内容を気にせず聴いたことを憶えている。 反復するリズムとメロディ、微細な音響の差異や変化は当時ミニマル・ミュージックを知らない自分にとっては衝撃的な内容だった。 なにより1番衝撃的だったことは私の頭痛が治まっていることに気付いた時だった。 ミニマル・ミュージックに頭痛の改善が見込まれる科学的根拠などあるはずがなく、作品の説明にも書いてはないが、頭痛を治める効果が何かしらあるとすれば、それは何が原因なのか私なりに考察することにした。 注目したのは、反復と持続時間だった。 考えてみると、私たちの生活の中で規則的に反復する音や現象は不自然に見えるものである。 踏切の警報音やお坊さんが叩く木魚、貧乏ゆすりなど意識してなくても注意を引き付けられる場合が多い。 ミニマル・ミュージックにおける反復もこれらと同じで、メロディの繰り返しや等間隔のテンポが感覚や注意を引き付ける作用があるのだと感じる。 また、1つの反復するメロディだけでなく楽曲全体を通した持続時間にも注目したい。 先述した「MUSIC FOR 18 MUSICIANS」は Pulse - Sections I - IV【27分】Sections V - [...]

3 03, 2022

環境音楽 ~アンビエントミュージックのはじまり~

By |2022-11-09T18:23:54+09:002022/03/03|Categories: COLUMN, コラム-アンビエント|0 Comments

コロナ禍で注目されシーンを拡大しているニュー・エイジ、アンビエント・ミュージックなどいわゆる”環境音楽”の代表格といえば「ブライアン・イーノ」。ただ、イーノ以前にも環境音楽というフレームで発信していたアーティストが存在するのを知ってますか?今回はそんな2人のアーティストをご紹介。 John Cage 『4分33秒』(1952) 神秘主義や禅思想を善くした前衛音楽家「ジョン・ケージ」。なんと「4分33秒間」指揮者および演奏者は何もしないという衝撃的な内容。聴者はその間その場で起きる音を聴くことになり、誰かの咳払い、椅子を引く音など普通だったら意識しないような、それこそ「環境」と一体になるような音であり曲なのです。正にアンビエントミュージックの源流といっても過言ではない革新的な音楽作品。 Erik Satie『家具の音楽』(1920) フランスの作曲家であるエリック・サティが1920年に作曲した室内楽曲。家具のようにそこにあって日常生活を妨げない。「聴く」のではなく「聞かれる」、それがエリック・サティの考える音楽。作曲家は聴衆に対して、曲を無視し雑談することを強要するという徹底ぶりで、クラリネットもフルートも人々のさざめきも全てその場にミックスされる。 最初のケージの作品「4分33秒」は音楽とそうでない音の違いを聴くものに考えさせられるし、実際、身の回りの音に意識を向けると楽しい発見が多くある。 NWWの作品にはホラー映画さながらの、スティーブン・ステイプルトンお気に入りの椅子の軋む音がたびたび使われているし、耳をすませば、乾燥中の洗濯機の雑音は、ハンス・ジマーのあの迫力満点のドラムのようにも聞こえてくる。 日常にある身の回りの音にちょっと意識を向けることで、あなたの漠然とそして明確にあった音楽の固定概念は変わるかも。

28 01, 2022

「空にいちばん近い悲しみ/安井かずみ」【スタッフコラム VOL.1】

By |2022-11-09T18:23:59+09:002022/01/28|Categories: COLUMN, コラム-和モノ|0 Comments

  突然ですが、みなさんは安井かずみをご存じでしょうか? 当店のお客様にとっては、竹内まりや「不思議なピーチパイ」の作詞家といえばわかりやすいかもしれません。 当店の竹内まりや関連商品はこちら   数え上げればきりがありませんが、安井かずみの作詞曲は他にも岡崎友紀「ドゥー・ユー・リメンバー・ミー」、槇みちる「若いってすばらしい」、沢田研二「危険なふたり」、郷ひろみ「よろしく哀愁」など、誰もが一度は必ず耳にしたことのある大ヒット曲ばかりです。 他にも、和モノDJの皆様にとってはマスト盤の加山雄三「ちょっとだけストレンジャー」、PYG「自由に歩いて愛して」、和田アキ子「古い日記」なども、安井かずみのペンによるものなのです。 プロの作詞家になる前の彼女は<みナみカズみ>というペンネームで、田辺靖雄・梓みちよ「ヘイ・ポーラ」、ザ・ピーナッツ「レモンのキッス」などの訳詞を担当し、その手腕を磨いたといいます。 「海外の歌を日本語で歌う」いわゆるカヴァーポップスは、和モノDJの皆様にとっても、ビギナーの皆様のレコード収集への一歩目としても大事な文化ですが、その盛り上がりの一片は彼女が握っていたと記してもまったくおかしくはないでしょう。 没後30年近くが経った現在も変わらず愛され続ける名作を多数に残してきた彼女が、70年代初頭に自身の名義で2枚のレコードを残しています。   1970年に発売されたファーストアルバムは、彼女のニックネームである「ZUZU」からタイトルが取られました。 このレコードは安井かずみ自身が歌った唯一の作品であり 親交の深かった日野皓正、かまやつひろし、沢田研二などの豪華な作家陣たちが楽曲を提供しています。 安井かずみ自身の歌は決して上手ではないけれど、あどけなく伸びやかで、まるで彼女の愛したフランスの歌手たちのようであります。     そしてその翌年に発売となったセカンドアルバムが、本日のメインテーマである「空にいちばん近い悲しみ」です。 購入ページはこちら   いわゆるヒッピー・ファッションにマスカラを塗りたくったまつ毛。 物憂げに下を向き座る姿が印象的なジャケットは「これぞ70年代」としか言いようがありません。     見開き部分も裏ジャケもすべて篠山紀信による撮影であり、レコード買うおもしろみのひとつ「物として持っておきたい」は、このヴィジュアル情報だけで満たされてしまいます。 そして、その内容は作曲に服部克久、演奏は新室内楽協会によるもので、それをバックに自作の詩を歌唱するわけではなく朗読するというものなのですが、前作「ZUZU」との圧倒的な違いこそがここなのです。 歌い上げるわけでも、伸びやかに歌唱するでもなく、気持ちを乗せすぎない抑揚のない声で、彼女が彼女自身の詩をただただ読み上げる。 [...]

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