環境音楽 ~アンビエントミュージックのはじまり~

By |2022-03-14T11:45:50+09:002022/03/03|Categories: COLUMN, コラム-アンビエント|0 Comments

コロナ禍で注目されシーンを拡大しているニュー・エイジ、アンビエント・ミュージックなどいわゆる”環境音楽”の代表格といえば「ブライアン・イーノ」。ただ、イーノ以前にも環境音楽というフレームで発信していたアーティストが存在するのを知ってますか?今回はそんな2人のアーティストをご紹介。 John Cage 『4分33秒』(1952) 神秘主義や禅思想を善くした前衛音楽家「ジョン・ケージ」。なんと「4分33秒間」指揮者および演奏者は何もしないという衝撃的な内容。聴者はその間その場で起きる音を聴くことになり、誰かの咳払い、椅子を引く音など普通だったら意識しないような、それこそ「環境」と一体になるような音であり曲なのです。正にアンビエントミュージックの源流といっても過言ではない革新的な音楽作品。 Erik Satie『家具の音楽』(1920) フランスの作曲家であるエリック・サティが1920年に作曲した室内楽曲。家具のようにそこにあって日常生活を妨げない。「聴く」のではなく「聞かれる」、それがエリック・サティの考える音楽。作曲家は聴衆に対して、曲を無視し雑談することを強要するという徹底ぶりで、クラリネットもフルートも人々のさざめきも全てその場にミックスされる。 最初のケージの作品「4分33秒」は音楽とそうでない音の違いを聴くものに考えさせられるし、実際、身の回りの音に意識を向けると楽しい発見が多くある。 NWWの作品にはホラー映画さながらの、スティーブン・ステイプルトンお気に入りの椅子の軋む音がたびたび使われているし、耳をすませば、乾燥中の洗濯機の雑音は、ハンス・ジマーのあの迫力満点のドラムのようにも聞こえてくる。 日常にある身の回りの音にちょっと意識を向けることで、あなたの漠然とそして明確にあった音楽の固定概念は変わるかも。